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公開日:2021.03.25

国際園芸博覧会
手形アートで気運醸成
児童らが大輪の花表現

  • 瀬谷駅南口近くに掲示されている手形アート

  • 大辻さんと創作する児童(提供写真)

 2027年に旧上瀬谷通信施設(瀬谷区、旭区)で開催予定の国際園芸博覧会に向けて気運を醸成する手形アートが3月15日、瀬谷駅南口近くに掲示された。両区の小学生と横浜市出身のアーティスト大辻紗羅さんが制作した作品で、4月30日まで駅前を彩る予定。

 制作したのは、上瀬谷小学校(瀬谷区)と上川井小学校(旭区)の児童560人。2月下旬から3月初旬にかけて大辻さんと一緒に創作し、手形で大輪を表現した。

 大辻さんによると、作品のコンセプトは「多様性のパレット」。27年の園芸博のテーマである「幸せを創る明日の風景」をイメージし、世界から多種多様な花や緑が集い、自然と共生した未来を表しているという。参加した上瀬谷小の細野詩羽(うたは)さん(5年)と岩崎莉美さん(6年)は、「楽しかったです。皆で押した手が(色々な人に)見られると思うとちょっと緊張した」「お花を育てたり見たりするのが好きなので、国際園芸博覧会でたくさんの花を見てみたい」とそれぞれコメントした。

 園芸博は27年3月〜9月に開催予定。市は90年に大阪府で開かれた園芸博と同程度の規模を目指しており、想定来場者は1500万人。

 手形アートは気運醸成を図るとともに、子どもたちに園芸博について知ってもらうことが目的。瀬谷駅南口の再開発ビルの工事現場の仮囲いに掲示されている。

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