横浜市はマイナンバーカードの交付拠点として横浜駅西口マイナンバーカード特設センターを横浜ファーストビル15階（西区北幸１の６の１）に開設する。開業は５月14日午前11時30分。ネットや郵送での申請者に対して交付の利便性を高めるねらい。４月13日から予約受付を開始した。

　同センターでマイナンバーカードの交付を受けるには、事前にネットや郵送での申請が必要。瀬谷区や泉区など８区を対象に新規交付を行う。

　開所は平日月・火・金曜日の午前11時30分〜午後７時30分（７時15分まで受付）と、土・日曜、祝日の午前９時〜午後５時（４時45分まで受付）。新型コロナ感染拡大防止のため、予約制で来場者数を制限する。来場には専用ダイヤル（【フリーダイヤル】０１２０・３２１・５９０）または市ウェブサイトから予約し、交付通知書や通知カードなどの必要書類を受付で確認。交付窓口で受け取る流れとなる。

９割がネットや郵送

　この場所には昨年７月から３月まで、カードの臨時申請窓口を開設していたが、申請者の９割がネットや郵送で申請していることや申請者が急増していることから、交付窓口に切り替えた。

　市によると20年11月の１カ月間で３万４千件だった申請数が21年３月は10万件を超える申請になっている。カードの交付申請書類が21年１月から３月にかけて各家庭に郵送されたことやマイナポイントの申請期限が４月末までとなっていることなどが要因とみられる。３月１日時点で全国の政令指定都市の交付率が27・９％で市は29・５％となっている。