横浜隼人高校の鈴木沙菜さん(3年)が6月に開かれた全国高等学校総合体育大会の県最終予選会で新体操個人種目のフープとリボンで優勝し、個人総合優勝を果たした。8月21日から新潟県で行われる全国大会に神奈川県代表として出場する。
高校の新体操はフープ、リボン、クラブ、ボールの4種目があり、毎年競技が変更される。今年度はフープとリボンが競技種目。鈴木さんはリボンでミスがあり0・1減点となるも、得点は13・750で優勝。フープはノーミスで15・450点となり優勝した。2種目合計で29・200をマークし、2位に2・6点差をつけて頂点になり、インターハイ出場を見事に掴んだ。
「インターハイで結果を残したいという気持ちがあったので、優勝して出場が決まった時は嬉しかったです」と鈴木さん。「これまで支えてくれたコーチや先生、家族に感謝を伝えたい」と笑顔で話す。
希望届けるパフォーマンス
幼稚園の頃から新体操を続けている鈴木さん。小学2年生の時にクラブチーム「ジュネスRG」(戸塚区)に所属。同クラブを中心に、平日は平均3〜4時間、休日は7〜8時間と日々練習を重ねる。
身長147cmと小柄でありつつも、それを生かした可愛らしい曲調での演技が得意だという。鈴木さんは「昔は身長の低さがコンプレックスでしたが、今では自分だけの特徴で武器でもある」と語る。
同校の新体操同好会顧問の横尾ゆかり教諭は「彼女の動きはとても大きく、ダイナミックに感じられる」と語る。「自分の個性を最大限に生かしてインターハイに挑んでもらいたい」と激励した。
インターハイは8月21日から新潟県で開催される。「最後まで調整し続け、納得のいく演技をしたい」と鈴木さん。「見ている人が幸せになれると同時に、低身長でも新体操ができると希望を持ってもらえるパフォーマンスを届けたい」と意気込んだ。
瀬谷区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|