旧上瀬谷通信施設のグラウンドを拠点とする「瀬谷リトルシニア野球協会」のシニアチームとリトルチームが、7月から8月にかけて開かれた神奈川県大会でダブル優勝を果たした。
打線が爆発
中学1年から3年で構成される瀬谷シニア。「2021南関東支部 神奈川県大会」(7月17日〜8月22日)には45チームが出場し、トーナメントで優勝を争った。
星雄一郎監督によると、瀬谷シニアは攻撃力が持ち味。3番の渡部祐キャプテン、4番の滝川颯人選手、5番の吉田健汰選手の3人が公式戦で記録したホームランは1年で合計20本近くになるという。今大会でも打線が爆発し、1回戦から準決勝までの5試合で合計45得点を挙げた。
小田原足柄との決勝戦は接戦に。6回までは4対3とリードしていたが、最終7回表の守備で2点を奪われて逆転を許した。劣勢となったものの、「焦りはありませんでした。勝てると思っていました」と渡部キャプテン。7回裏の攻撃は2アウト1・2塁と追いつめられるも、好調を維持していた吉田選手が逆転サヨナラタイムリーを放ち、試合を再びひっくり返した。
2年ぶりの同大会優勝に渡部キャプテンは「とても嬉しかったです」と喜ぶとともに、「3年にとって最後の大会だったので少し寂しさも感じました」と振り返った。星監督は、3年生19人が一丸となって全員野球を見せたことが制覇につながったと分析した。
チーム一つに
小学5年生から中学校1年生が所属する瀬谷リトル。9チームが出場した「2021年 夏季リトルリーグ野球神奈川連盟大会」(7月25日〜8月22日)には今大会が最後となる中学1年と、6年生で臨んだ。
初戦は相手チームの棄権で不戦勝。逗子と対戦した準決勝は前田壱颯(いっさ)選手、瀬下(せしも)勇樹選手、高橋響選手のホームランで10対2と大勝した。
決勝戦の相手は、二宮大磯。攻撃では打線がつながり1回から4回までに8点を奪うと、守備では小川龍也(りょうや)選手が5回を投げて2失点の好投を見せて8対4と勝利した。
平本亜門キャプテンは、前の大会であと一歩のところで全国出場を逃した経験をバネに練習に打ち込んできたと言い、「チーム全員が一つになり、一試合一試合全力で戦ったことが優勝につながりました」とコメント。選手たちに自主性を身に付けることを促してきたという阿部裕史監督は「全員がそれぞれの役割を果たしたからこその結果です」と教え子の成長を称えた。
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