瀬谷区を拠点とする「瀬谷インターナショナルフットボール」(SIF/土肥(どひ)賢太代表)がこのほど、選手たちが集い交流や学習できるようにと新しいクラブハウスを瀬谷駅南口近くに立ち上げた。広さは約300平方メートルで、地域のサッカークラブがこの規模のクラブハウスを持つことは県内でも珍しいという。
SIFは2014年に発足。当初は20人に満たない規模だったが、今は5歳から中学生まで約350人が所属する。厚木街道沿いにあった旧クラブハウスはトレーニングルームや数名で利用できる部屋があったものの手狭になり、「子どもたちが気軽に集まれる場所を作りたい」と新設することになったという。
新クラブハウスは瀬谷駅南口徒歩2分ほどのビル2階。学習塾があった場所で、中央の部屋は大きなミーティングテーブルや4人がけの机を複数並べてもまだスペースがあるほど広い。また、ジムエリアやミーティングルームも備える。
クラブハウスは選手が集ったり、筋力トレーニングを行うほか、子どもたちの学習スペースでもあるという。以前の場所でも中学生に学校の勉強に加え、組織マネジメントやビジネスなどを教えていたそうだ。また、自習スペースとしても利用でき、「社会で活躍できる人材を育てたい」と土肥代表は語る。
選手が家具手作り
クラブハウスへの改修にあたっては地元業者の(株)サクラコーポレーションに依頼したものの、手作りの部分も多い。子どもたちも木材選びからテーブルや椅子の作成に携わり、照明器具の設置では試行錯誤しながら場所や高さを決めた。
大里吏義人(りきと)君(中学1年)は「みんなが集まるところなので、一つ一つ丁寧に作りました。使いやすくて良い場所だと思います」とコメント。カウンター作りを担当した木村友生斗(ゆいと)君(同)は「練習が無い日にトレーニングしたり、テスト勉強をしたいです」と活用することを楽しみにしていた。
瀬谷区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|