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公開日:2022.02.17

長屋門公園
母屋の茅ぶき屋根を一新
30周年へ向けて

  • 屋根が一新された母屋

  • 井戸の上屋も新たに

 江戸時代や明治期の建物などが点在する「長屋門公園」(阿久和東)で、昨年秋から行われてきた母屋の茅ぶき屋根のふき替え工事が2月上旬に完了。今年7月の開園30周年に向けて進められていたもので、黄金色に美しく整った屋根がお目見えした。

 同公園は農村生活の営みや地域の風土を今に伝える施設として、1992年に開園。園名の由来になり、明治17年に造られたとされる長屋門や、明治後期の建物とされている文庫倉などがある。

 園内中央に位置する母屋は元々、泉区和泉町の安西家にあり、江戸時代の建築とされている。横浜市に寄贈された後に、今の場所に移築された。屋内には囲炉裏やかまどがあり、季節の催しなどが開かれている。

 同園によると母屋の屋根のふき替えは約12年ぶり。工事は10月に始まり、古くなった茅を引き抜き、新しいものを差し込む「差し茅」と呼ばれる工法で実施。余分な茅を切って表面を滑らかにする仕上げ作業なども行われ、工事が完了した、また、ふき替えに合わせて、井戸の上屋も新しく改修された。

 事務局長の清水志保さんは「きれいに生まれ変わった母屋をぜひ多くの人に見て欲しい」と呼びかけている。

ひな人形展も

 同園では3月27日(日)まで、母屋や文庫倉でひな人形を展示している。

 30年近く続けられているという恒例行事。区民から寄付された人形などが並ぶ。昨年は新型コロナ対策のため、建物の外から観賞するのみだったが、今年は屋内にも入れる(団体見学は事務局窓口で受付)。休園は第2・第4水曜日。今月23日(水)は祝日のため開園、翌24日(木)が休園となる。問い合わせは同園【電話】045・364・7072。

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