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3月28日
社会福祉に功労があったとして三ツ境地区民生委員児童委員協議会(加田由美子会長)が3月25日、厚生労働大臣表彰を受けた。独自の昼食会やサロンなどを通じて、子どもから高齢者まで幅広い世代を支援している点などが高く評価された。
民生委員優良活動団体として表彰された同協議会。地域住民の相談相手として福祉サービスの情報提供や関係機関の紹介などを担う民生委員で構成され、発足65年が経った現在は加田会長含めて13人が所属している。
「みんなで幸せに長生きする街」を目指す。高齢者の交流機会を作るため、季節の料理を味わい音楽や体操を楽しむ「このは昼食会」と「第2このは昼食会」を、調理ボランティアと協力して地域ケアプラザや地区の集会所で定期的に開いてきた。子育て支援にも注力しており、0歳〜入園前の子どもや家族を対象にした「ほんわかサロン」を20年以上にわたり続けている。
2年間のコロナ禍では活動が制限されるなか、一人暮らしの高齢者などに手紙を届けてきた。暮らしぶりを確認するとともに、運動不足の解消法や脳トレの方法を伝え、その総数は約250通に及ぶ。また、昼食会を開けない時期にはお菓子などを届けたという。
一連の取り組みについて加田会長は「コロナ禍でも、細々ながらつながりを保ってきました」と話す。
「地域のつながり復活を」
全国社会福祉大会での表彰式は新型コロナで中止になったため、区役所で25日に実施。瀬谷区民生委員児童委員協議会の紅林千津子会長などが見守るなか、植木八千代区長から加田会長に賞状が手渡された。
「身近な福祉のつなぎ役としての活動に心から感謝します」と植木区長。加田会長は「先輩方がしっかりとした基礎を作ってくれたからこそ」と受賞を受けとめるとともに、「コロナ禍が終わったら、地域のつながりを復活させたい。表彰を励みにますます頑張ります」と抱負を話した。
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