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公開日:2022.04.14
宮沢の森愛護会
機関誌100号分を1冊に
自然の大切さ次世代へ
ふれあい樹林を管理する「宮沢の森愛護会」(今泉衛会長)がこのほど、1994年から発行している機関誌100号分をまとめた冊子を完成させた。これまでの活動記録を集約し、地域住民などに見てもらうことで、自然環境保護を次世代に継承したい考えだ。
同会は宮沢ふれあい樹林(宮沢1丁目)と東山ふれあい樹林(宮沢2丁目)を保全・育成するため、94年に発足。日頃の樹林管理に加え、夏祭りや自然観察会なども実施してきた。
機関誌「宮沢の森から」は94年6月に創刊され、イベント案内や事業報告を写真付きで掲載。会員のほか、自治会町内会や近隣小学校など関係者からの寄稿も多く、活動にかける想いや期待なども知ることが出来る。昨年6月に創刊100号の節目を迎えていた。
今回の冊子は約1年がかりで制作。「過去の記録を一冊にまとめることで、私たちのノウハウやアイデアを次世代に残したい」と同会の奈良部岩次さん。発足から30年近くが経ち、会員の高齢化が進むなか、次世代継承は大きな課題だという。
冊子はA4サイズで、約400ページにもなる。50部を作成して関係者に配布するほか、瀬谷図書館や区内3カ所のコミュニティスクール(原中・南瀬谷小・さくら小)、瀬谷スポーツセンターなどにも寄贈した。
今泉会長は「活動に参加した人たちの声が多く盛り込まれており、とても貴重な資料」と冊子に手ごたえを感じている様子。また、「ふれい樹林は都市部に残る憩いの場所。最近になって移り住んできた人たちにも、冊子を通じて森の大切さを知ってもらえれば」と期待している。問い合わせは奈良部さん【携帯電話】090・4924・1827。
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