4月16日から24日にかけて三ツ沢公園陸上競技場=神奈川区=で開かれた「横浜市民陸上競技大会」で、瀬谷西高校陸上部の佐々木陽汰(ひなた)さん(3年)が高校男子の走り幅跳びと三段跳びで頂点に立った。佐々木さんが同大会で優勝するのは初。
両競技はいずれも出場者全員が3本まで試技を行う。上位8人は更に3本行い、計6本の記録で順位が決まる。
高校男子走り幅跳びには28人が出場。佐々木さんは1、2本目で思うような結果が出なかったが、不安定だったリズムを修正することで、3本目で6m37cmをマーク。5本目でも同様の記録を残し、2位に2cm差で優勝をつかんだ。
15人が出場した高校男子三段跳び。1、2本目がファウルとなった佐々木さんは3本目で12m30cmを記録すると、試技を重ねるごとに距離を伸ばす。最終6本目で自己ベストの13m42cmをたたき出して1位となった。
中学で陸上をはじめ、主に三段跳びや走り幅跳びに打ち込んできた。昨年秋に肉離れを起こして本格的なトレーニングが出来なかったものの、冬からの猛練習で巻き返し。特に走り込みを徹底して行い、100m11秒台という走力を身に付けたことが春の躍進につながった。
今大会は三段跳びで自己ベストを更新し、走り幅跳びでもつま先1cmほどの差でファウルとなった試技でベストに近い距離を跳んでおり、両競技で手ごたえを感じている。「厳しい練習をこなすことで、本番での勝負強さが身に付きました」と佐々木さん。これまでの市大会で優勝を逃してきた悔しさを糧にしたと言い、「全力で取り組んできたことが優勝に結びついて素直に嬉しいです」と笑顔で話した。
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