瀬谷区 トップニュース社会
公開日:2022.06.02
男性ボラとなり組
高齢者支えて20年
庭の手入れで見守りも
一人暮らしの高齢者などを支援する「男のボランティアとなり組」(小川進会長)が今年度に20周年の節目を迎える。発足当時は珍しかったという男性によるボランティアグループで、地域住民の見守りを兼ねた庭木の手入れなどに長年取り組んできた。
同グループは2002年12月に発足し、現在は25人が在籍。区内在住の独居高齢者や高齢者のみの世帯などを支援する。
主な活動は簡単な剪定や草取りといった庭の手入れで、1時間500円(ボランティア一人あたり)で受ける。照明器具の交換といった生活支援などにも取り組む。
小川会長によると、21年は約200件の依頼があり、コロナ前は年250件ほど対応していた。草木が繁茂した6月や、正月前の12月は特に依頼が多いという。依頼者の約9割はリピーターで、会員と会うことを楽しみにしている人も。「顔なじみの人が多いから、体調や生活の変化に気づく」と話すのは発足時から在籍する伊藤功さん。一連の支援が見守りに繋がっている一面もある。
仲間づくりに
同グループは瀬谷第4地区(二ツ橋町や東野など)をエリアとする、「瀬谷第4男のボランティア」として誕生。09年に活動範囲を区全域に拡大し、名称を「となり組」に変更した。
モットーは「歳(とし)を重ね」「仲間とともに」「リフレッシュ」。ボランティアによる地域貢献に加えて仲間づくりも大きな目的で、小川会長は「会社から離れると、地元での人間関係が無い人もいる。地域の役に立ちながら仲間を作れれば」と説明する。同グループにはゴルフやカラオケなど趣味に応じた「部活」があり、会員間の交流に欠かせない。「同じ志を持った人たちだからこそ、趣味も一緒に楽しめる」と伊藤さんは強調する。
今の課題は高齢化だ。会員の平均年齢は77歳で、最高齢は85歳。元気で健康な人は多いが、新会員の加入促進は必要という。そのためにコロナ禍で中断している剪定講座を再開し、入会のきっかけづくりを進めたい考え。また、小川会長は「これからも地域を元気にして、自分たちも元気になれるよう頑張っていきたい」と力強く目標を語る。活動などに関する問い合わせは二ツ橋地域ケアプラザ【電話】045・361・9807。
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