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瀬谷区版 公開:2022年6月30日 エリアトップへ

衆院区割り案 瀬谷区は13区へ 市をまたぐ状態に

政治

公開:2022年6月30日

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 衆議院議員選挙区画定審議会は6月16日、全国の小選挙区定数を10増10減し「1票の格差」を是正する区割り案を岸田文雄首相に勧告した。瀬谷区は現在、戸塚区・泉区と神奈川5区を構成しているが、新たな区割り案では大和市・綾瀬市を含む13区となっている。

 勧告によると、県内は11選挙区で区割りの線引きが変更。現行の18選挙区から、19区(横浜市都筑区・川崎市宮前区)と20区(相模原市南区・座間市)が加わり、全20選挙区になる見通しだ。

 瀬谷区は大和市・綾瀬市と同じ13区になり、市をまたぐ状態となる。5区は戸塚区と泉区のみ。横浜市内の各区で、新たに市をまたいだ区割りとなるのは19区に編入される都筑区。栄区・鎌倉市・逗子市・三浦郡の4区は現行のまま。

議員や区民の声

 小選挙区制が1994年に導入されてから、5区は戸塚区・泉区・瀬谷区で構成されてきた。瀬谷区と泉区はともに戸塚区から分区して誕生するなどつながりも深い。

 現5区選出の自民党・坂井学衆議院議員は区割り案について、「選挙区の変更は、選挙をする立場として最も大きな出来事であり、今の憲法上致し方ないことと分かっていますが、改めて割り切れない気持ちです」とコメント。立憲民主党の5区総支部長の山崎誠衆議院議員は「3年前に瀬谷事務所を開設し、地域に根差した活動を積み重ね、多くの出会いに恵まれました。お支えいただき、期待を寄せていただいた皆様を思うと極めて残念です」と話す。

 下瀬谷在住の70代の男性は市をまたぐ区割り案について「大和市は隣の街で親近感もあるが、受け入れがたい人もいるのでは」と影響の大きさを懸念する。阿久和東在住の40代の女性は「とても驚いた。仕方ないと思うけれど、横浜市から離れることに違和感がある」と戸惑った様子だった。

 勧告を受けて、政府は秋の臨時国会に公職選挙法の改正案を提出する考え。成立後は一定の周知期間を経て新たな区割りが施行され、次回の選挙から適用される予定だ。

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