瀬谷中学校のソフトボール部が夏の県大会で2位、関東3位と快進撃を見せて、8月23日から北海道で開かれた「全国中学校女子大会」に出場。初戦敗退となったが、3年ぶりとなる全国の舞台に立った。
瀬谷中ソフト部は北京や東京五輪で活躍した峰幸代さんが在籍していたこともある強豪チーム。県優勝の実績があり、2019年には全国出場を成し遂げた。
今年は25人が所属。守備の要はチームメイトを鼓舞するショートの四元美結主将と、コントロールに優れたエース中田和花(まどか)選手。攻撃では俊足で出塁率の高い四元主将、勝負所に強いという和田夏樹選手などを軸に得点を狙う。春の市大会では1位に輝いていた。
今夏は県大会を2位で突破して関東に進んだ。関東の初戦は甲府市立南中学校(山梨県)に11対1で勝利。2回戦は全国出場をかけて、習志野市立第二中学校(千葉県)と対戦した。
瀬谷中は1回、先頭打者の四元主将が内野安打で出塁すると、盗塁も成功させて2塁へ。続く井上心芭(ここは)選手の送りバントから、和田選手のヒットによって先制点を挙げた。さらに、中田選手のヒットから追加点を奪い点差を広げる。守備では中田選手を中心に相手打線を1点に抑えて、2対1で勝利。準決勝は敗れたが、同率3位となって全国切符をつかんだ。
全国では金沢市立森中学校(石川県)との初戦に2対8で敗れた。四元主将は「負けて悔しいという感情よりも、やりきったという想いが強かったです」とコメント。全国出場の要因については「日頃から自分たちで課題を見つけて、出来るようになるまで練習してきたからだと思います」と振り返った。
プロ選手と出会いも
全国大会からの帰りの飛行機では、オリックス・バファローズの山岡泰輔投手がたまたま搭乗しており、わずかな時間だったが全国大会に出場したことなどを話した。すると後日、山岡投手から部員全員分のサイン入りユニフォームが学校に届いたという。
「まさかサイン入りユニフォームをくれるなんて驚きました。とても嬉しかったです」と振り返る平田瑞穂選手。ソフト部では感謝の気持ちを伝えようと、部員一人一人が手紙を書いて球団に送った。
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