瀬谷区 トップニュース教育
公開日:2022.10.06
瀬谷西出身 桃色ドロシー
母校最後の文化祭で熱唱
後輩たちと協演も
瀬谷西高校出身のロックバンド「桃色ドロシー」が、9月29日の同校文化祭にサプライズ出演した。2023年度に瀬谷高校と再編・統合される母校への恩返しになればと出演したもので、ギターボーカルのハキイ。さんは「コロナ禍でしんどい思いをしてきたあなたたちに向けて歌います」と最終学年である3年生に呼びかけた。
ハキイ。さんとドラムコーラスのキシベさんによる桃色ドロシー((株)PARADOX所属)。高校在学時に軽音楽部の仲間4人によって結成され、県の軽音楽コンクールを3連覇するなど当時から活躍していた。卒業後は一度解散するも、15年に再結成。昨年10月にミニアルバム「リンカネーション」をリリースしてインディーズデビューを果たし、今年は全国ツアーを開くなど精力的に活動している。
「桃色ドロシーの原点」という瀬谷西の再編・統合が決まってからは、コロナ禍の在校生を応援する活動を展開してきた。昨秋にはインターネットで支援を募るクラウドファンディングを活用して、軽音楽部とのライブを企画。ライブは感染拡大で中止を余儀なくされたが、部員11人がコーラスとして参加し、後輩への応援を込めた「Re:プロローグ」を2月に配信するなど母校との交流を深めていた。
「ともに思い出を」
文化祭出演は学校から打診を受けたもので、「生徒たちと一緒に思い出を作れれば」と参加を決めた。約10年ぶりとなった母校の舞台では「リンカネーション」や「茜さす」などを演奏。生徒たちは感染対策で歓声を上げられないなか、手拍子などでバンドとの一体感を深めていた。最後にはハキイ。さんからのサプライズリクエストとして同部の部員もステージに上がることになり、「Re:プロローグ」をともに熱唱した。
「突然のことでとても驚き上手く歌えなかったけれど、一緒のステージに立てたことが何より嬉しいです」とコーラスで参加した影山朔也さん。桃色ドロシー結成時の同部顧問で、文化祭に足を運んでいた高校教諭の富永淳さんは「プロで活躍する2人の演奏を瀬谷西の舞台で観られて教師冥利に尽きます」と感慨深そうに話した。
ライブを終えたドラムのキシベさんは「生徒たちが私の方を見ながら歌ってくれて、Re:プロローグを演奏してきたなかで一番楽しかった」と協演を喜んでいた。ハキイ。さんはライブを通じて後輩たちからパワーをもらったと言い、「私たちの曲が何かを始めるきっかけになれば。そうした曲をこれからもたくさん作っていきたい」と更なる創作活動に意欲を見せていた。
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