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公開日:2022.12.08

国際園芸博覧会
最上位クラスで開催へ
「大阪花博」以来37年ぶり

  • 河村事務総長(右から3番目)など関係者らがBIE旗を受け取った※横浜市より写真提供

 博覧会国際事務局(BIE)の総会がフランスで11月28日(現地時間)に行われ、旧上瀬谷通信施設(瀬谷区、旭区)で開催予定の「2027年国際園芸博覧会」が条約に基づく国際博覧会として認定された。これによって、国内で37年ぶりとなる最上位のA1クラスで開かれることが正式に決定した。

 国際園芸博覧会は開催期間や会場の広さによって「A1」「B」「C」「D」の4種類に分かれている。A1は50ヘクタール以上の広さで長期間(3〜6カ月)行うことが条件となっており、国際園芸家協会(AIPH)の認定に加えて、国際博覧会条約に基づくBIEの認定を受ける必要がある。

 国内において、Bクラスの国際園芸博覧会は淡路(2000年)や浜松(04年)で実績があったものの、A1は「大阪花の万博」(90年)のみ。横浜市などはA1を目指して17年度から招致活動を本格化させており、19年にはAIPHで開催申請が承認されていた。

市長「オール横浜で」

 BIEの総会では、山中竹春市長と斉藤鉄夫国土交通大臣がビデオメッセージを送るとともに、開催主体の(一社)2027年国際園芸博覧会協会の河村正人事務総長が準備状況をプレゼンテーション。BIE旗の引き渡しセレモニーもあり、国や横浜市、同協会の代表者が受け取った。

 山中市長は今回の認定を受けて、「横浜という街が持つポテンシャルを最大限に発揮し、国内外からいらっしゃる皆様を心温まるおもてなしでお迎えできるよう、引き続き、オール横浜で準備を進めてまいります」とコメントした。

 国際園芸博は旧上瀬谷通信施設の一部(約100ヘクタール)を会場に、27年3月から9月にかけて開催予定。「幸せを創る明日の風景」をメインテーマとして多様な展示、コンペティション、催事などが企画されている。想定参加者数はICT活用などを含めて約1500万人。

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