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瀬谷区 教育

公開日:2023.02.09

阿久和小6年生
学校統合「安心して」
後輩のため調査発表

  • 徹子の部屋をイメージした舞台

 阿久和小学校(荒井智津子校長)で1月28日、学習の成果を発表する「あくわ博」が体育館で行われた。今年のスローガンは「チャレンジ阿久和!仲間とともに〜思い出残そう!全力投球!最高のあくわ博」。

 学年ごとに発表を行い、1年生は自分たちで描いたくじらをスクリーンに映し出し一緒に遊ぶ劇を実施。2年生は踊りと体操、3年生は写真を使ったクイズ、4年生は小説をもとにした不思議なストーリーを演じ、5年生は米作りの様子を写真を織り交ぜた劇で紹介し、個別支援学級は影絵を使うなどして成果を発表した。

ライブ放送で楽しく

 2024年4月にいずみ野小(泉区)と統合する同校。6年生は「後輩たちが安心して登校できるため」についてアンケートしたり、他校の統合の実績などを調べたりした。その結果を「阿久和テレビ局へレッツゴー!『統合プロジェクト』の秘密を探れ」と題し、架空のテレビ番組をつくり、あくわ博の中でライブで放送した。

 同校は市内で最も児童数が少なく、22年4月時点で65人。一方、統合するいずみ野小は児童数300人を超える。6年生は後輩たちが心配する「友だちが出来るか、いじめられないか」、「学校が遠くなるので遅刻しないか」などの不安を解消するために、いずみ野小を訪ねて阿久和小を紹介する動画の発表やアンケートを実施した。

 6年生はこれらの活動を通して、「阿久和小もいずみ野小も変わらないことが分かった。後輩たちは安心して登校できる」と確信したという。

 あくわ博では体育館のステージで撮影し、そのままスクリーンで上映するライブ方式でこれまでの調査内容を発表した。人気刑事ドラマの主人公に扮したり、長寿トーク番組を真似て専門家の意見を紹介するなど、後輩たちの関心が高い統合という話題を面白く、見ていて飽きないように工夫しながら伝えた。「先生に手伝ってもらい台本をつくり、カメラワークや立ち位置など繰り返し練習した。うまく伝えられたのでは」と6年生の児童は話した。

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