瀬谷区 教育
公開日:2023.02.09
日本での学習や生活支え
小・中学校で国際教室
外国籍や外国につながりがあり、日本語指導が必要な児童を対象とした国際教室が市内の学校で行われている。言語から生活指導、異文化紹介など幅広い内容で、子どもたちが日本の学習や生活に適応できるようにサポートしている。
1月25日、相沢小学校(宮路ますみ校長)で国際教室が開かれた。1年生5人は童話「たぬきの糸車」を朗読。「つむぐ」や「つみかさねる」といった言葉の意味を考えたり、たぬきの気持ちを想像して書いたりと学習を進めた。お好み焼きの具材や作り方を考えながら日本語に親しむ時間も。また、担当教諭が爪の長さやハンカチの有無を確認するなど、生活面の指導もあった。「音読するのが楽しかった」と児童の一人。「かるたをしたり、けん玉をしたり、遊びながら勉強できて楽しい」と嬉しそうに話す子どももいた。
「幸せに暮らせるよう」
相沢小の国際教室を担当する教諭・石井洋子さんによると、区内には約2000人の外国人が暮らしており、特にベトナムや中国が多いという。国際教室の対象者は「読む」「書く」「聞く」「話す」の4分野で、総合的に日本語指導が必要とされる子どもなど。授業内容は学年によって異なるが、区内8小学校と3中学校で行われている。全校およそ300人の相沢小には外国籍及び外国につながりのある児童が約50人通っており、そのうち30人ほどが国際教室で勉強している。
同校では担当教諭と外部講師、ボランティアグループ、ベトナム語や英語を話せる母語支援ボランティアなどが日本語を指導。時間を守ることや早寝早起きといった生活上のルール、母国や日本など世界の文化も教えている。また、対人関係のコミュニケーションを身に付けることも大切だとして、石井さんは「自分の気持ちを家族や友達に的確に伝えたり、困ったことを誰かに相談できるようになれば」と話す。
同校の国際教室は2022年度で11年目。石井さんは「国際教室で学んだ子どもたちが将来大きくなって、好きなことや仕事をして幸せに暮らせるようになってほしい」と願いを込める。
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