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瀬谷区 トップニュース教育

公開日:2023.05.04

こどもログハウスまるたのしろ
節目の30年を迎える
21日まで“お祝いウイーク”

  • 木の温もりが伝わる外観(写真上)。子どもから人気の遊具「スパイラルスライダー」(右下)。建設当時の様子(左下/ログハウスより写真提供)

  • 子どもたちが楽しめるよう工夫をこらすスタッフたち

 瀬谷中央公園内にある「こどもログハウスまるたのしろ」(茂木潤一館長)が5月15日(月)に開館30周年を迎える。今月21日(日)までは周年ウイークとして、公募した思い出エピソードの紹介や地元自治会による太鼓ショーなどさまざまなプログラムが企画されており、節目を来館者らと盛大に祝う。

 丸太を組み合わせて作られているログハウス。木の温もりを感じながら遊ぶことで、家庭や学校では体験できない創造力や表現力を育む施設だ。市内18区に設置されており、その見た目や設備はそれぞれ異なる。

 区内本郷にある「まるたのしろ」は1993年5月15日に竣工。使われている丸太はカナダ産のスプルースという針葉樹で、ハンドメイド構法によって作られた。名前は公募によって決まったという。設置から2年弱は区役所が運営し、現在はNPO法人区民施設協会・せやが指定管理者を務める。

 施設は2階建てで、幼児も遊べる「プレイランド」、本や塗り絵を楽しめる「しずかな部屋」、2階に上がれる「ネット階段」、天井に設置されている「渡りネットチューブ」などさまざまな遊具が揃う。アンケートで一番人気というのが、2階から1階に降りられる「スパイラルスライダー」だ。地下もあり、迷路のような構造になっている。

 スタッフが注力しているのが館内の装飾。子どもたちに絵やメッセージを書いてもらったりと参加を促しなら、鯉のぼりや七夕など季節に合わせてデコレーションする。入学シーズンには桜を模した紙に学校の楽しいところを書いてもらうなど、新1年生を祝う企画も実施している。

 ハロウィーンやクリスマスといった季節のイベント、幼児向けのお話し会などもあり、4歳の子どもと来館していた土屋舞さんは「絵本の読み聞かせイベントに合わせて遊びに来ることが多かった。伸び伸び遊びまわれる広さも魅力」と話す。

思い出エピソード展示

 "お祝いウイーク"は21日までで、期間中は公募した思い出を掲示。小・中学生から寄せられたもののほか、ログハウスで友達から告白されたことがあるという親世代のエピソードもあり、歴史の長さを感じられる内容となっている。また、30年前の建設中の写真も展示される。

 子どもが楽しめるプログラムとして、ゴムが張り巡らされた屋根裏の回廊を通り抜ける「クモの巣チャレンジ」、段ボールで作ったキャタピラー遊びなどがある。ログハウスパズルもあり、小学生用は14日(日)から実施。14日は午前11時から本郷第一自治会による「こども太鼓ショー」も予定されている。

 「最近は小さい頃に遊びに来ていたという保護者も多く、30年という歴史の長さを実感します」と主任スタッフの本枝(もとえ)幸子さん。「子どもたちが安心・安全に過ごせる居場所として、スタッフ全員で見守りをしていきたい」と今後の抱負を話した。5月8日(月)は休館。問い合せは同施設【電話】045・304・4169。

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