瀬谷中央公園沿いの大門川や大門川せせらぎ緑道で活動する本郷せせらぎ愛護会（広瀬三千洋（みちひろ）会長）がこのほど、第34回「みどりの愛護」功労者国土交通大臣表彰を受賞した。６月３日（土）に福岡県で表彰式が行われる。

　同表彰は、花と緑の愛護に顕著な功績のある民間団体を称えるもの。今回は全国88団体、横浜市内からは５団体が選出された。広瀬さんは受賞について「長年の活動が評価された」と喜ぶ。

　同会は１９９７年に発足。現在は40代から80代まで約20人が所属し、毎月第２・第４日曜日に活動。大門川せせらぎ緑道などで清掃や除草を行っている。

　アジサイやサツキの手入れにも自主的に取り組んでいる。特にせせらぎ緑道は区内のアジサイの名所の一つ。見ごろに向けて毎年冬から準備しており、生育状況に合わせながら丁寧に枝を剪定。肥料を与える際も効果的に栄養が行き渡るよう、根が伸びた先に穴を掘って入れるなど工夫を凝らす。「本やインターネットで栽培方法を研究しています」と広瀬さんは話す。

喜びの声が力に

　毎年アジサイが満開になると、川沿いに多くの人々が訪れるという。「花を見て喜んでもらえると、作業にもより一層力が入る」と広瀬さん。今年は５月下旬から６月初旬にかけて見ごろを迎える見通しという。

　今後の活動については「歩きやすい緑道を保ちたい。そして、きれいな花を多くの人に観てもらえるよう出来る範囲で頑張りたい」と意気込む。また、「若い世代に自分たちの取り組みをつないでいければ」と会員拡大にも意欲を見せる。活動の問い合せは広瀬さん【携帯電話】０９０・２１６６・８２２８。