瀬谷区 トップニュース社会
公開日:2023.07.06
横浜グランドスラム企業
区内から2社が受賞
4種の認定制度全て取得
働きやすい職場づくりやSDGs(持続可能な開発目標)の達成などに意欲的な事業所を称える「横浜グランドスラム企業表彰」に、瀬谷区から親和興業(株)(中央/高階康之代表取締役)と(株)青武(せいぶ)組(阿久和南/武田和親代表取締役)が選ばれた。6月27日には市庁舎で表彰式が行われた。
同制度は2023年度に創設された。表彰対象となるのは、環境保全やボランティアに積極的な「【1】横浜型地域貢献企業」、働きやすい職場環境を作る「【2】よこはまグッドバランス企業」、従業員などの健康保持・増進に取り組む「【3】横浜健康経営認証」、国際目標であるSDGs達成を目指す「【4】Y―SDGs」、これらの認定・認証制度を全て取得している事業所。今年度は市内79社が選ばれた。
親和興業
神奈川県や東京都の公共工事を中心に、道路や上下水道、河川、公園など生活に密接するインフラを整備してきた親和興業。環境への配慮を重視しており、本社屋上への太陽光パネルの設置や、電気自動車の導入などに取り組んできた。
従業員の残業時間の削減など、健康を第一に考えた多様な働き方を促進。また、過去には横浜市の優良工事表彰に複数年選出されていた。
公共工事の担い手として地域に貢献することを目指してきたという同社。今回の受賞について担当者は、「栄えある表彰に選ばれて光栄に思う」とコメント。「今後もさらなる高みを目指し、明日のまちづくりのお手伝いをしたい」と意気込んでいた。
青武組
土木や舗装、上下水道工事などを手がける青武組。近年注力しているのがSDGsで、ソーラー式の仮設照明や排気ガスを抑制した重機を取り入れる。フレックスタイムや、外国人技能実習生の母国語マニュアルの導入など働きやすい環境づくりも推進。21年度にY─SDGsのスタンダードに選ばれると、翌年度には上位のスーペリアにランクアップした。
(一社)横浜建設業協会瀬谷区会の区会長を務めるなど地域活動に積極的な武田代表は「これまでの取り組みが評価されて嬉しい」と受賞を喜ぶ。今後については、Y─SDGsの最上位のシュプリームを目指したいとして、再生可能エネルギーの活用などに意欲を見せている。
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