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瀬谷区 トップニュース社会

公開日:2023.07.20

瀬谷消防署
水難事故に備え訓練
大和市と4年ぶりに

  • 要救助者を搬送する消防隊員

  • 避難ナビはこちらから

 瀬谷消防署が7月14日、中屋敷1丁目の境川中島橋付近で大和市消防本部との合同水難訓練を実施した。台風や集中豪雨が頻発する時季を前に両消防が連携し、救助活動能力の向上を図ることが狙い。

 この日の訓練は、集中豪雨により増水した境川で人が流されたという想定で実施。両消防隊などが救助ポイントに向かうところから始まった。

 隊員らは現場到着後、川を横断するように救助用ロープを設置。上流から流れてきた要救助者がロープにしがみつくと、川に飛び込んだ大和市の隊員が救助した。最後は、かぎ付きのはしごクレーンから垂らしたロープを用いて、要救助者の代わりとなるダミー人形を安全な場所まで引き上げた。

 合同訓練はコロナ禍の影響で無線交信のみとなっていた時期があり、対面で実施されたのは4年ぶり。瀬谷消防署の隊員は「両者が連携を取りながら上手く救助することができた。実際に災害が起きた時のことを考え、連絡を密にしていきたい」と話した。

事前に情報収集を

 昨年、瀬谷消防署が認知した水難事故は0件だったが、今年に入ってからは線状降水帯による河川の増水が日本中で発生しており、各地区の消防は警戒を強めているという。同署の担当者は、実際に境川で発生した水難事故を例に出し、「我々にとっても想定外の災害が起きることもありえる」と語った。

 また、有効な対策として避難行動計画であるマイ・タイムラインの作成や、それを行えるアプリ「横浜市避難ナビ」などを挙げる。「事前に情報を収集して的確な避難を」と災害対策ツールの使用を呼びかけている。

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