南瀬谷小学校に通う杉田実優さん（６年）の所属する緑台バレーボールクラブ（伊勢原市）が、第42回関東ブロックスポーツ少年団競技別交流大会で優勝を飾った。

　都内で７月28日から30日まで開かれた同大会。一都七県の９チームが参加し、各予選リーグの１位のみ決勝リーグへと進んだ。

　緑台は初戦でかすみがうらＪＶＳに勝利。続くたぬまアスレチッククラブとの試合では、一進一退の攻防の末に第１セットを取られた。「いつもの動きができていなかった」と杉田さん。その後、気持ちを切り替え第２セット、第３セットも制して逆転勝利。予選１位になった。

　決勝リーグでは予選の勢いのまま全千寿ＪＶＣに２─０でストレート勝ち。ミラクルＦＶＣとの試合では第１セットを奪ったものの、第２、第３セットを取られて１─２で敗北。全千寿がミラクルに勝利したことで各チームが一勝一敗となったが、得失点差で大会を制覇した。

生の試合に感動

　バレーとの出会いは、小学２年生の時に観戦した高校生の試合だという。ボールを上手く拾い上げ、スパイクを決める瞬間に感動し「自分もやってみたい」と両親に打ち明けた。すると、父親が「やるからには一番を狙えるところを」と、強豪チームの中でも関東優勝や全国大会出場実績もある緑台をすすめ、入団を決めた。

　現在、10月に開かれる関東大会県予選に向けて練習を重ねており、週に４、５回片道約１時間かけてチーム練習に参加。さらに、瀬谷スポーツセンターで父親とトレーニングに励む。

　目標は木村沙織さんや、曽我啓菜さんのように選手になること。「木村選手のようなオールマイティーさを身につけ、曽我選手のような鋭いスパイクが打てるようになりたい」と話し、日本代表選手になる将来の目標を語った。

　来年は中学生。全国大会への出場を目標に、県内や都内のバレー強豪校への進学を検討しているという。