イオンリテール（株）が７月29日、瀬谷駅南口直結のイオンスタイル横浜瀬谷に県内店舗で初の冷凍食品専門店「＠（アット）ＦＲＯＺＥＮ（フローズン）」をオープンした。ディナーやスイーツの冷食もあり、１６００品目を展開している。

　同社によると、「＠ＦＲＯＺＥＮ」は野菜や果物、水産品といった生鮮食品から、レストランの味、酒類、パンなどさまざまな冷凍食品を備えている。「時短」や「簡便」といった従来の冷凍食品に対する一般的なイメージと異なる、「メインディッシュになる」「グローバルな食」といった新しいスタイルの提案を目指す。

　昨年８月に「イオンスタイル新浦安ＭＯＮＡ」（千葉県）で１号店がオープンした。瀬谷は全国２店舗目で、県内初。約２年前に開店した瀬谷店は、30〜40代の共働き世帯や70歳以上のシニア層の利用が多いという。「調理の時間がとれない」「料理するのが億劫」「食材を使いきれず余らせてしまう」といった理由からこれまでも昼食や夕食への需要が多く、＠ＦＲＯＺＥＮを展開することになった。

ご当地品も

　瀬谷店の冷凍食品数はリニューアル前の３倍となる１６００品目。シェフ考案のレシピを最新技術で急速凍結させたというディナー総菜など目新しい商品が揃う。また、名古屋名物「みそかつ」の人気店のロースかつ、チーズタッカルビやカムジャタンといった韓国グルメ、新潟名産の「へぎそば」など地域性のある商品も多い。

　津留崎敬樹店長はオープン後の反響について、「特に子ども連れのファミリーが土日に多く来店し、一つ一つの扉を見ながら品定めを楽しんでいいました」と手ごたえを感じるとともに、「お客様の反応を見ながら、ご当地の商品などを増やしていければ」と今後の展望を話す。また、「新しい冷凍食品がたくさんあり、楽しんでもらえると思います。ぜひ一度ご来店ください」と呼びかけている。