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瀬谷区 トップニュース社会

公開日:2023.08.24

瀬谷警察署
「闇バイト」強盗に備え訓練
厚木や海老名との連携図る

  • 三ツ境駅で犯人役を取り押さえる警察(写真提供:瀬谷警察署)

 瀬谷警察署は7月25日、厚木・海老名の近隣警察署や、神奈川県警察通信指令課、鉄道警察隊と合同で店舗強盗に対する緊急配備訓練を実施した。SNSで実行犯を募り、個人宅や宝石店などを狙う強盗事件が発生し、逃走手段も多様化していることから、警察署間の連携や対応を確認することが目的だ。

 訓練は、厚木警察署管轄内の時計店が3人組の強盗に襲われたという想定で実施された。犯人はショーケースをバールで破壊し商品を強奪。厚木警察署が事件の詳細や凶器の有無、背格好といった情報を通信指令課に報告し、各地区の共有した。その後、現場近くの公園にいた犯人を確保したが、残り2人は小田急線や相鉄線を利用して逃走したため、鉄道警察がホームや車内で情報と合致する人物を捜索。海老名駅と三ツ境駅に現れたところを、現地の警察官らがそれぞれ取り押さえ、訓練は終了した。

SNSで実行犯募る

 見ず知らずの人がSNSを通じて集まり強盗を行う、闇バイト犯罪が全国的に発生し問題になっている。各地区の警察は警戒を強めており、瀬谷警察署地域課の署員は、東京都内の一般住宅や、川崎市の時計店を標的にした事件を例に出し、「区内ではまだ同じ事例の犯罪は報告されていませんが、いつ発生してもおかしくありません」と話した。

 今回の訓練では、無線連絡で情報を共有し、連携する重要性を再確認できたという。「市民の安全を守るために、今後も各警察署と定期的に合同訓練を実施したい」と、事件の早期解決を目指して関係を強化したいと語った。

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