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瀬谷区 トップニュース教育

公開日:2023.08.31

せやっこわくわくワーク
小学生が酪農体験
初の試み 搾乳に挑戦

  • 乳しぼりを体験する子ども

  • 相澤代表が商品の作り方を説明した

 瀬谷区の産業について理解を深める「せやっこわくわくワーク」(主催/瀬谷区役所)が8月22日にオーガスタミルクファーム((有)相澤良牧場/阿久和南)で行われ、小学生が牛の乳しぼりや餌やりに挑戦した。同事業で子どもたちが酪農体験するのは初めて。

 2020年度に始まった同事業。瀬谷区では過去にさまざまな仕事を学べるイベント「せやっこおしごとチャレンジ」を開いており、連続講座でより理解を深められるようにとわくわくワークが企画されたという。

 小学校5・6年生が対象で、今年度は工業・農業・商業の3コースで行われている。農業コースはさつまいもやさといもの植え付けと収穫、酪農体験、仕事の魅力などを学ぶ講座など全4回。

 同牧場は乳牛の飼育やアイスクリームの製造などを手がけており、県内の乳牛品評会で最高賞を獲得したこともある。区地域振興課の職員によると、これまでに酪農をテーマとした座学はあったものの、体験型は初。「新型コロナが落ち着いてきたこともあり、実際の仕事に触れてもらいたかった」と企画の意図を説明する。

牛と触れ合う

 この日は小学生19人が、同牧場の相澤広司代表取締役と県立中央農業高校(海老名市)の教諭・生徒の指導を受けながら仕事に挑戦。乳頭を模したゴムが付いたバケツを使いながら子牛にミルクをあげたり、牛舎内を掃除するなどした。搾乳では最初こそ戸惑っていたが、勢いよく乳が出ると喜びや驚きの声が挙がった。フローズンヨーグルトなど商品を作る工程を見学する時間もあり、子どもたちは興味深そうに聞いていた。

 参加した児童は「餌をすごく欲しがる牛もいれば、大人しいのもいて、それぞれ性格が異なっていることが分かりました」とコメント。また、「餌をあげるのが楽しかった。口のなかに指を入れた時は舌がザラザラしていて驚きました」などと牛との触れ合いを楽しんだ様子だった。

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