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公開日:2023.12.07

阿久和小学校
伝統パンを子ども食堂へ
14日 200食先着で提供

  • 3年生たちとこども食堂こころの佐藤さんと筒井さん(後列中央)(提供写真)

  • あくわパンを頬張る児童

 阿久和小学校(荒井智津子校長)の伝統メニュー「わくわくあくわパン」が、ボランティアグループ「横浜瀬谷こども食堂こころ」(相原和行代表)が県営阿久和団地ショッピングセンターで12月14日(木)に開く子ども食堂で提供されることになった。3年生たちの思いに、同グループが応え実現した。

 わくわくあくわパンは、同校オリジナルのカレーあげパン。金沢区の金澤製パンで作られたロールパンに、泉区の横山養豚で育てた「はまぽーく」などを具材にしたカレーを入れて揚げている。近年では伝統行事「あくわ博」の際にしか提供されない、特別メニューとなっていた。

 15年前行事に取り組む子どもたちを応援しようと、当時の調理員が持っていたレシピをベースに作られた。美味しさを追求するため、8回もの改良が重ねられたという。

実現に向けて

 来年4月にいずみ野小学校(泉区)と統合される同校の3年生8人は、伝統のメニューを地域に残そうと6月から行動を開始。担任のバックマスター江里子教諭も地域店舗に声をかけ、販売などを目指したが難航。瀬谷駅南口近くにある「たまごCaféごはん」オーナーの櫻庭あかねさんに打診した際に、「瀬谷こども食堂こころ」を紹介された。

 児童たちは、食堂を運営するグループの佐藤康副代表と筒井京子副代表を学校に招き、あくわパンについて調べた内容を発表。「思い出を残したい」と伝えたところ、児童の思いに共感した2人は子ども食堂での提供を決めた。

地域にも広報

 子どもたちは思い出のメニューを多くの人に味わってもらうため、保護者だけではなく、いずみ野小にもチラシを渡すなど、地域に向け広報しているという。

 子ども食堂はショッピングセンター内のぽかぽかプラザで午後5時から7時まで開かれる。200食先着で用意。子ども無料。18歳以上300円。櫻庭オーナーが作ったスープも同時に提供予定。佐藤さんは「思い出の味を食べに来てください」と呼びかけている。

 問い合わせは佐藤さん【携帯電話】090・8500・5070。

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