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瀬谷区 教育

公開日:2024.01.25

上瀬谷小ガパオフェス
給食で街の魅力伝える
児童がメニュー考案

  • 給食を楽しむ子どもたち

  • 地場の食材が使われているオリジナル給食

 上瀬谷小学校(小林京子校長)で1月10日に「ガパオフェスティバル」があり、区内で収穫されたホーリーバジル(ガパオ)や野菜、蜂蜜などを用いたオリジナル給食が提供された。地域の食材や生産者の魅力を全校に伝えようと、5年生が企画した。

 5年生は今年度、区内団体や事業所の協力を受けてハーブ植えや採蜜などさまざまな体験学習に取り組んできた。「子どもたちは体験のなかで、街の食材の素晴らしさ、人々の愛情や想いに触れてきました」と担当教諭。それらを校内で広く発信するため、給食に取り入れることになったという。

 児童は栄養バランスや食べやすさ、予算などを踏まえてメニューを考案。試食後の味の調整や食材発注も手がけた。

 提供されたのは、障がい福祉事業所「ぱんの木」(相沢)の利用者らが育てたホーリーバジルを活用したガパオライス。区内で農業を営む「峰農園」の大根や人参などを盛り込んだ野菜スープ。デザートのゼリーには、一般社団法人セヤミツラボの蜂蜜が使われた。

 この日は生産者らも来校して、子どもたちと一緒にオリジナル給食を味わった。「ガパオは塩味のパンチ力がありました。ゼリーも食べやすいです」と塚本颯飛(はやと)さん(5年)。「自分たちで考えたメニューなので、いつもの給食以上に美味しい」と笑顔で話した。野々山さん(同)は「野菜スープも優しい味がして、とても美味しかったです。とれたばかりの野菜が使われていて新鮮でした」と喜んでいた。

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