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瀬谷区 トップニュース社会

公開日:2024.01.25

瀬谷区
外国人向けに初のツアー
国際交流支援の一環で

  • ガイドの案内のもと店舗を巡る参加者(中央)

  • ツアー終了後に発表も

 外国人を対象に平易な日本語で案内する「瀬谷のいいところ!発見ツアー」が1月20日に瀬谷駅周辺で初開催された。瀬谷区地域振興課や(公財)横浜市国際交流協会が主催したもので、中国やパキスタンなどにルーツのある約10人が参加した。

日本語ボラが案内

 区内には2023年時点で約2200人の外国人が暮らしており、5年間で約30%増えている。同課は国際交流支援事業を展開しており、23年度は初の意識調査をはじめ、広報を通じた"やさしい日本語"の啓発などに取り組んできた。

 ツアーは区の魅力を伝え、交流を深めようと企画された。ガイド役は、昨年11月から続けられている日本語ボランティア入門講座の受講生ら。全4回の講座で、ツアーが学んできたことを実践する最後の日程だった。

 グループに分かれた参加者は瀬谷センターから瀬谷駅方面に向かい、周辺の精肉店や洋菓子店、スーパー、子育て支援施設などを巡った。瀬谷区民文化センターあじさいプラザを訪れたグループもあり、落語やコンサートのチラシを熱心に見る人も。また、ガイドが各店のオススメ商品などを紹介すると、興味深そうに聴き入っていた。

 ツアー終了後には同センターで、グループごとに散策場所や発見したことを発表した。19年に来日したハク・カイクさんは「普段は行かないような小さな道も歩くことが出来て楽しかった。家族で落語を見たい」と喜んでいた。「ゆっくり大きな声で話すことを心がけました」「スマートフォンの翻訳アプリも役に立ちました」とガイド役の菊池有紀子さんと坂野(ばんの)彩夏さん。田村将弘さんは「伝わらない外来語もあった。正しく意味を伝えられるよう工夫が必要」と話していた。

27日に防災講座

 外国人向けの防災講座(主催/区総務課)が1月27日(土)午前10時から11時40分まで阿久和地域ケアプラザで開かれる。災害から命を守る方法と、消火や救急車を呼ぶ方法などを学ぶ。講座は"やさしい日本語"で行われ、通訳もある。

 参加無料。希望者は26日(金)までに横浜市電子申請・届出システムのほか、メール(se-bousai@city.yokohama.jp)やファクス(045・366・9657)で申し込む(名前や電話番号、話せる言語を記載)。問い合わせは総務課【電話】045・367・5611。

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