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公開日:2024.01.25

瀬谷区内23年火災
前年比2倍の30件に
消防署が対策よびかけ

 瀬谷区における2023年の火災発生件数(速報値)がこのほどまとまり、過去最少だった前年から倍増の30件となり、過去5年間で最多となった。7件は放火(疑い含む)、たばこと電気火災が6件ずつ発生。瀬谷消防署は生活スペースや自宅周囲の整理整頓など対策を呼びかけている。

 区内の出火原因は放火(疑い含む)が7件(前年比6件増)。人気のない夜間の公園などでベンチが燃やされる被害が発生した。

 たばこと電気火災は6件ずつ発生した。たばこは布団への引火や投げ捨てなど、発生状況は様々。リチウムイオン電池やテーブルタップから出火する「電気火災」は市内全体で211件発生し、過去最多となった。火災を原因とする区内の死者は2人(前年比2人増)だった。

 火災対策としては、住居の回りや生活スペースを清掃し、たばこの火も確実に消えたと確認することが必要だという。また、火災発生を想定して防災活動など地域で事前訓練を実施すること、公園などの共用スペースも清掃して放火されにくい状況を作ることなども重要だ。

 また、真冬はストーブからの発火に気をつけて欲しいと担当者は訴えている。「つけっぱなしにしたり、近くに燃えるものを置いておくと、そこから出火する恐れがあります」。対策として、離れる際は確実に火を消すように心がける、火の近くに物を置かないなどがあげられる。

報知機の点検を

 住宅用火災警報器の設置も有効だ。11年に既存住宅への設置が義務化されたが、13年が経過したことで電池切れて動かなくなったものも少なくない。同署は「1月から3月は火災が発生しやすい。今すぐ警報器が動作するか点検してください」と注意を呼びかけている。

 同署でも、放火のあった地域を巡回するなど対策、警戒していきたいと担当者は話した。

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