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公開日:2024.02.01
さくら小児童
手作り絵手紙で人結び
世界平和願い創作
「世界平和を目指して、人と人をつなげよう」--。瀬谷さくら小学校(場家(ばや)誠校長)の6年1組の児童たちが2023年度、手作りの絵手紙を通じた”つながり”作りに取り組んでいる。完成した作品はコミュニティ・スクールや地域ケアプラザ、郵便局、バスに飾られるなど拡がりを見せつつある。
見る人を笑顔に
1月24日、子どもたちは植物やフクロウの置物などを机の上に置いて、葉書に思い思いの絵とメッセージを描いた。この日の絵手紙は、地域で配食サービスを行うボランティア団体のお弁当に添えられるもの。2月上旬に届けられる予定で、「笑う門には福来るは本当に、そうだった」「鬼も内 みんな仲良く」といった節分に合わせた言葉があれば、「ありがとうはまほうの言葉」「当たり前の平和」といったメッセージもある。
「ご飯を食べる人が元気になるように描きました」と秋元拓也さん。清水釉羽さんは「お弁当を開けた時に笑顔になってくれれば嬉しいです」と期待を寄せる。
地域で展示
総合的な学習として進められている取り組み。担当教諭によると、年度始まりに学習テーマを話し合い、戦争を止めることのほか、食品ロスや差別を無くすこと、自然環境を守ることが挙がったという。世界平和などのためには人と人のつながりが大切だとして、絵手紙を作ることになった。
同クラスでは、平成絵手紙塾の主宰者・鈴木絢子さんなどから3回にわたり指導を受けた。実物を見ながら五感を使い創作すること、絵の上手や下手にとらわれず気持ちを込めて描くことなどを教わったという。
子どもたちは作品を多くの人に観てもらおうと地域に協力を呼びかけ。自治会町内会の掲示板や下瀬谷地域ケアプラザ、同校コミュニティ・スクール、日向山と瀬谷西の郵便局、神奈川中央交通のバスなどに飾ってもらえることになった。展示は年末に始まり、ケアプラ、コミスク、両郵便局では2月15日(木)まで展示が続けられている。また、学園ボランティアに出す年賀状も手がけた。
安藤優希さんと中村心美さんは、「戦争をしている国が一つでも減れば」「私たちの絵手紙の想いが伝わって戦争を止めることが出来たらうれしい」とそれぞれ話していた。
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