瀬谷区役所は2月1日、2023年度の区民意識調査の結果を発表した。旧上瀬谷通信施設で3年後に開かれる国際園芸博覧会の認知度は「知っている」が8割超。その一方、区民が道路の渋滞、駅の混雑などについて不安を抱いていることが浮き彫りとなった。
若年層の浸透が課題
この調査は区政推進の基礎資料とするために行われており、19年度以来4年ぶり。住民基本台帳から無作為抽出した18歳以上の区内居住者3000人を対象に、昨年6月6日から20日にかけて実施された。調査項目は定住意向や生活の満足度、健康に対する意識、地域活動の必要性、防災への備えなど多岐にわたる。有効回収数は1284件(回収率42・8%)。
27年に旧上瀬谷通信施設で国際園芸博が開かれることについて「知っている」と回答した人は84・1%と高い数値を示した。「知らない」は14%。年代別にみると、「20歳未満」と「20〜29歳」は「知らない」が、それぞれ63・6%と31・3%を占めるなど若年層の認知度が低い実態が明らかになった。30歳以上の世代については「知っている」がいずれも80%を超えている。
これまでに小学生への花の育成キット配布、たねダンゴのワークショップ、瀬谷オープンガーデンなど様々な機運醸成に取り組んできた瀬谷区。若い世代へのPRについては、区民らで構成される横浜国際園芸博覧会瀬谷区推進協議会とも協力して取り組む意向で、1100日前の3月9日にはフラワーワークショップを予定している。
都市基盤整備に期待
国際園芸博の開催にあたり不安に思っていることは「道路の交通渋滞」(76・9%)と「瀬谷駅や三ツ境駅の混雑」(50・4%)が1位と2位。「日常生活への支障」と答えた人も34・7%に上った。
期待していることは「道路などの都市基盤の整備」(67・8%)が最多。次いで「区の認知度の向上」(25・5%)と「来街者の増加による賑わいの増加」(22・4%)だった。また、国際園芸博の関連イベントとして参加したい催しには「草花をテーマにしたイベント」(33・2%)のほか、「現地見学など博覧会をひと足先に体感できるもの」(32・1%)が挙がった。
調査結果の詳細は瀬谷区ホームページで確認できる。
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