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公開日:2024.02.22

瀬谷北部民児協
厚労大臣から表彰
高齢者の食事会続け227回

  • 食事会に向けて盛り付けに集中する委員

  • 植木区長から表彰状を受け取る阿久津会長

 高齢者向けの食事会などを長年にわたり開いている瀬谷北部地区民生委員児童委員協議会(阿久津修会長)が2023年度、民生委員の優良活動団体として厚生労働大臣から表彰された。これを受けて、2月16日に中屋敷地域ケアプラザで伝達式が開かれた。

地域交流の受け皿に

 厚労省では毎年度、社会福祉やボランティアの発展に貢献した個人・団体を表彰している。今年度は全国で912人、202団体が受賞。民生委員の優良活動団体として表彰されたのは市内で同協議会のみだった。

 同協議会は2004年、瀬谷第一地区民生委員児童委員協議会から分割するかたちで設立した。現在は11人が所属している。

 近隣地区と共同している子育て中の母親の集い「タッチ」や、年2回の子ども食堂などを開いてる瀬谷北部民児協。定例会では研修に力を入れ、委員の知識や技量の向上に努めている。前身の時代から30年以上にわたり続けられているのが高齢者に食事を提供する「あじさい会」だ。同プラザで隔月開催されており、今年2月で227回目を迎えた。

 あじさい会では献立から材料の調達、調理、提供まで全ての作業を委員が協力しながら手掛けている。料理に加えて、同プラザからの情報発信やスポーツ体験も盛り込むなど参加者が楽しめるよう工夫を凝らしているという。「会場まで歩いてくること自体が良い運動にもなります」と阿久津会長。料理も好評でリピーターが多く、コロナ禍でもパーティションで対人距離を確保するなど地域交流の受け皿の役割を果たし続けてきた。

来場者増加に意欲

 2月のあじさい会に合わせて行われた伝達式。植木八千代区長から阿久津会長らに表彰状と記念品が手渡された。植木区長は「地域の色々な世代の方が集まれる、居心地の良い場所を提供・運営していただいています」と委員らに感謝の言葉を伝えた。

 表彰を受けて阿久津会長は「委員みんなの頑張りが認められてとても嬉しい。活動の励みになります」と喜ぶ。これからの目標については、「今のあじさい会の来場者は平均して約30人。これをコロナ前と同じ40〜50人まで増やしていきたい」と更なる拡大に意欲を見せている。

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