川上町の住宅街に構える武田道場。合気道を習いにさまざまな年代の男女が通い、中には70歳を超える女性もいるという。合気道の「受け身」や畳に体を打ち付けることが、高齢者のけが予防や血行促進につながるとして、道場が地域の健康に一役買っている。
綺麗に雑巾がけされた道場で午前10時半を回ったころ、道着に着替えた生徒らが、準備運動をし始めた。背中からひっくり返り、大きな「バンッ」という音を立てながら畳をたたく。受け身を取るための練習だ。
武道というと技をかけて、勝負を争う格闘技のイメージもあるが、合気道の軸は「和合の精神」。練習が始まると、ランダムに2人1組になり、技のかけ手と受け手を交互につとめる。言葉を掛け合いながら、無理な力を入れることなく、自然な流れで技が決まっていく。相手の中に心身共に入る「入身転換」という考えは、「争わずに両者のゴールにたどり着ける」ということで、近年は海外のビジネスマンも関心を持っているそう。
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