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戸塚区・泉区 社会

公開日:2025.12.25

泉区・岡津町
永明寺に忠魂碑を移設
来春に法要も予定

  • 忠魂碑の前に立つ(左から)遺族会の森高雄さん、石塚靖弘さん、忠魂碑を管理していた岸井さん、永明寺の石田さん(上)/三十三回忌に建立された慰霊碑と石塔※整備が未完のため足元に注意

 泉区岡津町とその周辺の戦没者を祀った「忠魂碑」が11月26日、同町の永明寺に移設された。

 忠魂碑は、大正元年(1912年)11月に建立されたもの。一枚岩でつくられており、高さは約5mにもなる。同じ場所に慰霊碑もあり、日清・日露戦争と太平洋戦争の戦没者名が刻まれている。以前は、同町に住む岸井隆治さん(82)の所有する敷地内にあったが維持・管理が難しくなり、約3年前から移設を検討していたという。そこで永明寺の東堂・石田征史さん(80)が移設を快諾し、実現した。

 マッカーサーの指示で撤去の危機に瀕したこともあるというこの忠魂碑。現在の岡津町や新橋町、戸塚区の上矢部町などを含む「中川地区遺族会」に大切に守られ、毎年大規模な慰霊祭が行われていたという。三十三回忌には新たな慰霊碑と石塔も建立され、いずれも今回同寺の敷地内に移設された。

 近年は遺族会会員の高齢化もあり、慰霊祭は開かれていないが、石田さんは「来年春ごろに、移設を記念して改めて法要をしたい。ここにあることを知ってほしい」と語った。

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