第207回 男のおしゃれ学 「江戸時代は男女混浴であった」パリ本部FIMT国際デザイナー中嶌 敏男
子どもの頃育った山形県最上町には、西側に瀬見温泉、東に赤倉温泉がある。家にも風呂はあったが、どちらの温泉にも村湯があり村人たちはいつでも自由に入ることができたため、風呂に入らない日はなかった。
江戸時代までは男女混浴だったが、明治元年6月に男女混浴禁止に。しかしこのまちの山奥では混浴が残っていた。
風呂で気が付いたことをいくつか。ひとつめはタオル。水を吸いにくい合成繊維は静電気がたまりやすくパチパチする。ふたつめは体臭。脂性の人は体臭がきつい人が多い。みっつめはマッサージ。高齢になると耳が遠くなってテレビの音も大きくなってくるが、風呂に入る度に毎日指先で耳の周りをごしごし洗い流していたら、それがマッサージ効果となったのだろうか、音が聞きやすくなってきた。
筆者の体験からであって何の根拠もなかったが、副作用もないので、諸兄たちも風呂で試して下され。
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4月18日