第221回 男のおしゃれ学 「人生には大逆転がある」パリ本部FIMT国際デザイナー中嶌 敏男
日本では鮪のトロの部分を昭和28年ごろまで「美味しくない」といって食べなかった。金持ちは赤身の部分を「美味しい」といって食べていた。赤身の鮪は高級品だったため、赤身を食べられない人が「美味しくない」と言っていたトロの部分を食べた。すると、脂がのっていて「赤身より美味しい」という人が多くなり、値段が大逆転した。
オシャレな人、あるいは憧れのスターが着ている服や持ち物の真似をしようとする人は、同性でも「センスのいいオシャレな人だな」だと思えば、気に入った相手の仕草や話し方のスピード、話すトーンまで似てくる。そんなにお金は掛かってなくても「オシャレで人間的にもあやかりたい」と思えば、ヘアスタイルや顔の表情、笑顔づくりまで上手に似てくる。ブランド品で張り合っている人と付き合うよりは、品格のあるオシャレな人と付き合った方が、センス抜群の人生大逆転となれる。服装は内面的な心の表れだ。
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4月18日