第224回 男のおしゃれ学 「敵とするか味方にするか」パリ本部FIMT国際デザイナー中嶌 敏男
日本人は敵を作りたがらない国民であると言われている。四方八方海に囲まれる島国で、警戒心や自分を守る対決的な行動をすることがなく、また食生活文化に恵まれているからだ。一方で、日本人は話す時に相手と眼を合わせない民族ともいわれる。日ごろ気が合わない相手にもニッコリと優しい眼差しで微笑んでやれば、心を開いてくれて味方になる事もある。
味方を作って損になることはない。読売新聞はかつて、ライバル企業が経営するラジオ番組の広告を新聞に掲載するかどうかの判断に迫られたとき、購読者の身になって検討し、掲載を決めた。結果的にそれにより購読部数を伸ばすことができたという。近所の人に謙虚で、幸せをおすそ分けして暮らしているような人は長生きしている。
「眼を合わせる」に関連した余談だが、エジプトでは女性の左目は感性が強く、左目で異性を見つめ合えば必ず恋が結ばれるという。好みの男性には左目でウインクして下され。きっと素敵な恋が芽生える事でしょう。
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