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第227回 男のおしゃれ学 「日本の歌の流れ」パリ本部FIMT国際デザイナー中嶌 敏男

掲載号:2019年12月5日号

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 古民謡は作詞家や作曲家も分からない、自然と古くからその土地で生まれて地元の人が唄っていた曲。天保14年に小笠原源次郎が唄った正調江差追分は今でも歌い継がれてファンが多い。新民謡とは昭和初期に地元の名所や地名を入れて、レコード会社が転売目的で作った今で言うご当地ソングである。

 西條八十作詞、中山晋平作曲の東京音頭は今でも盆踊りには欠かすことは出来ない、全国的な流行り唄として歌われている。昭和32年に”低音の魅力”といわれたフランク永井の新京浜国道をテーマにして歌った「夜霧の第二国道」がヒットした頃から歌謡曲の大ブームが巻き起こった。その反対に民謡調で明るい高音が魅力の三橋美智也が次から次へとヒット曲を出した。赤提灯の縄のれんの奥からは、どこの店からも歌謡曲が聞こえ「もう戦後ではない」と流行語にもなった。同時にファッションも女性は明るいパステルカラーを着るようになった。
 

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