中区日本大通のニュースパーク(日本新聞博物館)では9月27日まで、緊急企画展「新型コロナと情報とわたしたち」を開催している。
メディアの役割とは
真偽不明な情報が瞬時に大量に拡散されるSNS時代。コロナ禍では情報(インフォメーション)と、感染症の急速な流行(エピデミック)を合わせた「インフォデミック」という事態が発生するほど、情報が社会を混乱させている現状がある。
そうしたなか、今回「情報と新聞」の博物館として、同館が常設展示で訴えてきた「情報を見極める力の大切さ」とメディアの役割を考える機会を提供する展示が企画された。
同展では新型コロナウイルスの発生から感染拡大を伝える新聞、一変した社会を捉えた報道写真が並ぶ。そのほか、コレラ・天然痘・スペイン風邪など、過去の疫病や民間信仰を明治時代以降の新聞はどう伝えたかを振り返るコーナーも。
またジャーナリズムや公衆衛生学などの研究者たちのコメントも展示される。同館の担当者は「新聞、放送、SNSなどさまざまなメディアやサービスを介して情報が行き交っている。そんななか、どのように情報と付き合っていけばよいか、考える手がかりになれば幸いです」と話している。
開館時間は午前10時から午後4時30分まで。月曜休館。感染症拡大防止のため予約制で、1日3回の入れ替え制を実施。入館料は一般400円、大学生300円、高校生200円、中学生以下無料。
詳細・問い合わせは同館【電話】045・661・2040。
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