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横浜医療センター 低糖質どら焼きを開発 原宿の和菓子店と共同

社会

掲載号:2020年10月15日号

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管理栄養士の清水さん(左)と石井店長。袋や箱の掛け紙も院内の公募で作ったオリジナル
管理栄養士の清水さん(左)と石井店長。袋や箱の掛け紙も院内の公募で作ったオリジナル

 横浜医療センター(原宿)が、近隣の和菓子店「菓匠亀福」とカロリーや糖質を制限している人に向けた「どら焼き」を共同開発した。9月26日から同店で販売開始されており、通院帰りの患者らに好評を得ている。

 同センターで商品開発を行うのは初。昨年10月、経営改善プロジェクトチームの「地域活性のため何かできることはないか」との声がきっかけとなった。チームのリーダーで糖尿病内分泌内科の宇治原誠副院長がローカーボ(低炭水化物・糖質制限食)の菓子作りを提案。「おいしいものとつかブランド」認定品の「東海道原宿もなか」などで知られる同店に話をもちかけ、今年5月から試作が始まった。

「美味しさ」追求

 「管理栄養士さんと二人三脚で作り勉強になった」と亀福店長の石井清さんは振り返る。カロリーを抑えるために使用する人工甘味料を扱うのは初めてで、材料の選定や配合などを管理栄養士の清水伸明さんに相談しながら試行錯誤を重ねた。「美味しさ」と「糖質を落とす」ことは相反する所があり、そのバランスに苦労したという。

 センター内で2度の試食会を経て完成したどら焼きは、同店で販売する通常のどら焼きと同じ1個70gだがカロリーを約4割、人工甘味料を除く糖質は約7割をカットしている。生地には大豆粉を使用し、少量の小麦粉と砂糖、はちみつなどを加え、つぶ餡を挟んだ。「一個食べられる」満足感にもこだわった。清水さんは「糖尿病や肥満に悩む患者さんの栄養指導をする中『本当は甘いものが好きだから困っている』との声が多い。少しでも安心して楽しんでもらえたら」と話す。販売開始後、通院帰りや店頭で興味を持って買う客も多く、石井さんは手応えを感じているという。

 大量生産が難しいため現在は亀福店頭のみの販売だが、今後センターでの販売も予定している。1個260円(税別)で冷凍での販売。問い合わせは同店【電話】045・851・1957へ。

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