戸塚区・泉区 人物風土記
公開日:2022.02.17
名瀬囃子の復活に向けた活動を行う
高橋 志津江さん
名瀬町在住 84歳
名瀬囃子をもう一度
○…「お囃子の”スコトントン”という調子が好きでね」とにっこりと笑う。そんな思いを伝承しよう仲間と始めた「名瀬民俗芸能保存会」だったが、10年ほど前から子どもに指導していたベテランが次々と亡くなり、自然消滅してしまう。しかし「自分たちの代で終わらせたくない」と強い眼差しで復活を誓い、自宅で保管してきた獅子頭などの道具に日をあてようと展示を始めた。
○…正月に5人1組になり各家庭を回って、太鼓や獅子舞を披露する「名瀬囃子」。初めて見たのは、嫁入りした64年前のこと。たちまち好きになったという。それから20年余りが経ったころに、地域で囃子の伝統を子どもたちに伝承しようという動きが始まった。「よしきた」とばかりに小学生だった末娘を練習に連れていき、自身は事務係として活動に没頭。それまで旧家の楽しみだった囃子の年始回りを、名瀬地区の希望する家庭全てに範囲を広げ、より開けた伝統へと変えていった。
○…幼い頃から好奇心旺盛で、思い立ったら即行動。戦時下に空を飛ぶ米軍機を隠れずにじっと眺めていた日には「母からうんと怒られた」と笑う。建設前の西武の敷地で名瀬小の児童たちと凧揚げをしようと、管理会社に頼みに出かけたのもいい思い出とか。「やりたいことはやりたいときにね」とニカッと笑い、幼少期からの行動力はいまも健在だ。
○…1989年には横浜博覧会でステージに立ったり、区内の他の囃子連と合同でサンディエゴで披露したりと盛り上がりを見せていた名瀬囃子。今回の展示では、「まずは興味を持ってもらうことが先決。コロナが収まったら囃子の担い手を育成して、活気を取り戻したい」と表情は晴れやかだ。
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