今年20周年を迎えた「みんなの手話ダンスフラワー東戸塚」の代表を務める 中村 美恵子さん 品濃町在住
「手話ダンス」で幸せ感じて
○…歌謡曲などの歌詞を手話にし、ステップや表情など全身を使って伝える「手話ダンス」。健常者が集まり、聴覚障害者はもちろん、あらゆる人に向けて踊りを披露する8つのサークルからなる「みんなの手話ダンスフラワー東戸塚」の代表を務める。20周年の節目となる今回、約60人のメンバーで14曲を披露予定だ。「耳が不自由な人でも楽しめるよう歌詞を意訳し、心を込めて表現する。踊る人と見ている人とで生きている喜び・幸せを共有できたら」
○…結婚を機に戸塚区へ。子育てをする中で「社会奉仕をしたい」との思いで当時小学生の娘とともに近場の手話講習会に参加。そこで出会ったのが手話ダンスだった。「もう感動して」とその瞬間を振り返り、ダンスが趣味だったこともありたちまち夢中に。地域で手話のボランティア活動をしながら都内でダンスの教えを受けた後、20年前にサークルを設立。障害を持つ人にも舞台に立ってほしいとの思いで当初から発表会を行っている。「辛いことを忘れられるといってくれて。すべての人が感動できるのが魅力」
○…高齢者施設の訪問や国際交流など長年にわたり地域活動を続け、現在も「ほぼ休日がない」と屈託なく笑う。「単純に好きだからかな。みんなが喜んでくれるのもやりがい」。一方で筋トレが趣味。時間があれば週3日は施設で器具を使い体を鍛え、「歯磨きをしながらスクワットをしたことも」とにっこり。体力づくりはダンスにも生かされているとか。
○…「継続は力なり」が座右の銘で、手話ダンスも仲間の支えや多くの出会いでいまがあると感慨深げ。手話ダンスを続ける娘の助けも大きかったとしながら、1歳の孫との共演も心待ちにしていると笑顔を見せた。
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