3年ぶりに市内で環境チャリティ・コンサートを開く戸塚ゆかりのソプラノ歌手 雨谷 麻世(あまがい まよ)さん 都内在住
地元で魂揺さぶる歌声を
○...「原点は戸塚。3、4年ぶりに市内でコンサートが開けて、しかも80回目のメモリアルなタイミングでとても嬉しい」。7月、横浜・みなとみらいのはまぎんホールで「魂を揺さぶる 究極のクリスタルボイス」を披露する。25年前から始めた収益金の一部を寄付するチャリティーコンサート。「戻ってきて嬉しいという熱い声もいただけて私自身もルンルン気分」と笑顔を見せる。
○...川崎市出身。小学4年の夏に戸塚区内に引っ越し、大正小へ。幼少期から歌が好きで漠然と歌手になりたかったというが、「6年の冬かな。担任の先生に『ピアノやっているなら行ってみない?』と誘われて」と音楽コースのある北鎌倉女子学園に進学、声楽と出合う。突然のクラシックな世界に「自分にできるかなあ」と思いながらも、持ち前の素直さで歌を続け、周囲でも難しいという東京藝大に見事合格。順調にその才能を開花させていった。
○...ソプラノ歌手として30年以上の月日が過ぎた。世界遺産・厳島神社での奉納コンサート、天皇皇后両陛下の御前で君が代独唱など輝かしい実績を持つ。一方で「一番最初に自分で企画したコンサートの会場は上倉田町のフォーラム」と振り返り、チャリティの始まりも区社会福祉協議会の紹介から。「自分の歌のためにお金と時間をかけて集まってくれる。それに何か恩返しができないかと感じていたのがきっかけ」として、原点戸塚への思いはひとしおだ。
○...一人の娘を持つ親としても、子どもへの支援の重要性を痛感。「緑豊かな大地や『鎮守の森』がないと未来の子どもたちが育たない」とチャリティーでは環境支援を主目的とする。「やり続けることが目標。まずは100回」。凛とした声で展望を語った。
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4月18日