県政報告 132 若者を犯罪者にさせない 神奈川県議会議員 北井宏昭
特殊詐欺は、対策を強化してもイタチごっこは続き、手口はますます巧妙になっています。そして被害者は日々増加。また同時に、受け子・出し子で使い捨てになる若者も増加する、という悲しい状況が続いています。
ならば犯罪グループに若者を送り込まない取り組みを強化すべき、と議会で提言しました。とりわけ、若者が犯罪に手を染める前、子供の非行や問題行動の段階でのアプローチの強化です。
ニュースを見ない
これだけ「闇バイト・高額バイト」が危険なものだとニュースで扱っても後を絶たないのは、今の若者たちは、新聞やテレビはおろか、ヤフーなどのニュースサイトも、ほぼ見ないため、世の中の犯罪のトレンドを知らず、犯罪行為という認識が薄いのです。
ゆえに、実際に起きている犯罪を随時、子供・若者たちに発信することで、犯罪行為と認知させることが大事です。
そのためには、ターゲットである若者が喰いつく啓発動画をつくること。それは情報を持っている県警がシナリオを書いて、学校のホームルームやスマホで視聴しやすく1分以内のショートムービーで。さらに、そのときどきの犯罪傾向を次々とタイムリーに用意して欲しい、と県警に要望。またこれまではゼロ予算でしたが、製作をプロに依頼出来るよう、予算も求めました。
さらに、犯罪行為だと薄々気付きながらも、加担してしまう場合。まずは警察の高い能力を認識させ、いずれ逮捕され人生を棒に振ることと、楽な金儲けなんてないことを、学校を通じ理解させるよう、教育委員会へも協力を要請しました。
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