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戸塚区・泉区 意見広告

公開日:2024.02.29

県政報告 139
タブレット学習は効果的に
神奈川県議会議員 北井宏昭

 GIGAスクール構想により、県内の公立小中学校ではタブレット端末=1人1台の環境が整って丸3年が経過します。そしてR6年度からは、小学校では本格的に英語のデジタル教科書が使われるようになります。次いで中学校でも始まっていく状況です。良くも悪くも、しばらくはその流れで進むと考えます。

 タブレットを活用した授業や家庭学習は、様々な学びが拡がる可能性が大いにあります。しかしタブレットについては、これまでも私が議会で問題提起してきた通り、子供たちにとって誘惑の大きい魅力的なコンテンツへのアクセス増加や、ネット依存、ゲーム依存など、スマホ依存と併せて依存傾向がさらに強まることが懸念されます。その中毒性は、脳科学的にも各方面から警鐘が鳴らされています。

目的外使用に注意

 またタブレットに関しては、学習以外の使用を規制するため一定の制限を設けても、子供たちにとってその制限を突破することは容易く、さらに授業中、教師の目を盗んで、学習と関係のない動画などをタブレットで観ることも容易いこと。やりたい放題・見放題になりかねません。そのことで子供たちの間に学習格差・教育格差が生じることを憂慮します。

 そうした中、この構想は次年度以降に第2期を迎え、その対応については、端末活用が子供たちに与える影響にも留意する必要があります。各学校では、タブレットの適切な活用について、指導をより一層充実させていくことが求められます。そこで教育長に対し、県教育委員会として、どう対応していくのか、質問趣意書で提言しました。

北井宏昭

戸塚区戸塚町3870‐1

TEL:045-871-5454

http://www.kitai-hiroaki.jp

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