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戸塚区・泉区 教育

公開日:2024.03.07

戸塚中生徒
移動図書館で本に親しむ
市内初 中学校の特別運行

  • 「はまかぜ号」の蔵書から本を選ぶ生徒

 戸塚中学校で2月19日、本棚を取り付けた特別仕様車「はまかぜ号」が来校し、生徒に本を貸し出した。市内中学校に同号が特別運行したのは初。

 生徒に”移動図書館”を知ってもらい、読書に親しむ場を広げることが目的。中央図書館と中学校、菅野妙子学校司書の連携で実現したもの。

 当日は、1・2年生の図書委員を含む生徒36人、教職員10人が参加。はまかぜ号の蔵書3000冊に加え、ティーン向けの図書150冊程度を積んだブックトラックも来校した。貸出数は50冊に及んだ。

 菅野司書によると、同中学校図書館の1日の平均利用者数は40人。少ない人数ではないという。「活字離れが進んでいるというより、ネットなどのコンテンツが増えたことにより、社会全体で本を手にする機会が減ったのではないか。今回の取り組みで生徒が本に親しむきっかけになれば」と話した。

 図書委員長の浜野藍瑠さん(2年)は「あいにくの雨で人が来てくれるか心配だったが、図書委員会含めたくさんの人が来てくれてよかった。普段図書館にないような本がたくさんあったので、みんな楽しんでいた。定期的にこういうイベントができたら」と語った。

 はまかぜ号は、1970年からスタート。現在は2台体制で市内30か所を定期的に巡回している。

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