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戸塚区・泉区 文化

公開日:2025.08.26

戸塚区・大倉陶園
「ブルーローズ」を知る
創業者生誕150周年

  • 2021年発売の「ブルーローズ」

 高級美術食器を手がけ、今年は創業者・大倉和親氏の生誕150周年を迎えた大倉陶園(秋葉町20番地)。同社を代表する作品「ブルーローズ」は、独自の手法で焼きあげられた白磁に、淡く浮かびあがる岡染めが美しい逸品として知られる。今回は同社で営業部部長を務める坪内岩男さんに、その魅力について話を聞いた。

 ――ブルーローズはいつごろ生まれましたか。

「1928年に最初の絵柄が発売されました。現在まで2回、デザイン変更を加えたものを発売しています」

 ――その3種類は具体的にどのようなところが違いますか。

「2代目のデザインは1954年に発売され、こちらは普及版として、より手軽にお手にとってもらうことを意識しました。バラを皿全体ではなくワンポイントにあしらい、金も取手全体ではなく側面のみに塗っています。3代目は2021年に発売し、2代目のバラをベースに角度を変えたデザインです。金を使っておらず、電子レンジにもかけられます。その代わり皿自体に『ジャネットライン』という模様をつけています」

 ――バラの種類にモデルはありますか?

「特にありません。そもそも青いバラは現実に存在しないものです。ないものを陶器に表現することがあこがれだったのかもしれませんね」

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