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戸塚区・泉区 文化

公開日:2025.08.31

戸塚区在住・俳人
渡辺萩風さん主宰の句会
会員同士の交流も活発

  • 萩風さん(右)の講義を聞く会員

 戸塚区在住の俳人・渡辺萩風(わたなべのしゅうふう)さんが主宰する句会のひとつ「下郷俳句会」は下郷小コミュニティハウスで月に一度開かれている。そんな同会の活動が8月18日におこなわれ、終戦の日にあわせた講義も行われた。

俳句扱う小説を紹介

 この日集まったのは12人の会員。なかにはもうすぐ100歳をむかえる会員もいるという。

 会の冒頭では、萩風さんの講義がおこなわれた。今回のテーマは小説『収容所(ラーゲリ)から来た遺書』に登場する「アムール句会」。実際にシベリア抑留の収容所内で、日本語の美しさを忘れないように開かれた句会だと説明されると、多くの会員が感心の声をあげた。

 その後は高浜虚子の終戦を詠んだ句について解説。会員らに「季語はどれ?」「どんな意味の俳句だと思う?」と尋ねる場面もあった。

皆で選句し講評へ

 本格的に句会がはじまると、事前に短冊に書いてきた句を匿名状態で配布。会員それぞれが手元の用紙に清書して順番に回覧した。

 その後は各自選句をおこない、口頭で発表。最終的に全体から四句選出した。萩風さんは「『や切れ』と名詞止めは芭蕉の手法ですね」「遍路は春の季語になります」など解説を交えながら講評をおこなった。

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