戻る

戸塚区・泉区 社会

公開日:2025.09.25

戸塚区・泉区の
これ、なぁんだ?
東戸塚に住まうシロクマ親子

戸塚区品濃町。坂道沿いに歩いていると、木の裏に白い影。「これ、なぁんだ?」

 4棟からなるマンション「東の街」の敷地内にある白い影の正体は、巨大なシロクマの親子像。作者は東京都在住の彫刻家・明地信之さん(62)だ。

 明地さんは1993年に国営昭和記念公園で開かれた「国際彫刻シンポジウム」で、シロクマ親子「Polar bear」を公開制作した。長年、動物をモチーフにした彫刻を生み出してきた明地さんは、シロクマ親子を白く大きな大理石1つから彫り出し、親は高さ2mほどもある。

 一方、東の街は当時、設立10周年になる1994年にあわせて記念品を住民たちで模索していたという。偶然、住人の1人が「シロクマがもらえるらしい」とうわさを聞きつけ、シンポジウム終了後、シロクマ親子は東京からやって来た。同年8月27日、納涼祭でお披露目して以降、シロクマ親子は住民や地域のシンボル的存在となっている。

 今年8月の納涼祭には、明地さんが来場。住民はTシャツやうちわなど、オリジナルのシロクマグッズを制作して明地さんを迎えた。明地さんは制作経緯や自身の活動などについて講演も実施。「これからもシロクマ親子をよろしくお願いします」と笑顔で話した。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

戸塚区・泉区 ローカルニュースの新着記事

戸塚区・泉区 ローカルニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS