平成23年度編成予算案 活力ある栄区へ、33事業 「セーフコミュニティ」活動認証に向け、区民と協働で推進
栄区はこのほど、平成23年度の編成予算案を公表した。予算総額は昨年度より241万円減の6億5436万9千円。そのうち1億1770万3千円を33の自主企画事業に投じ、計画2年目に入る「栄区まちづくり行動計画」と「第2期栄区地域福祉保健計画」、安全・安心なまちづくりの新たな手法である「セーフコミュニティ」活動を推進していく。
23年度の予算は、市の厳しい財政状況を踏まえ、徹底した事業の見直しや経費縮減を図りつつ、信頼のある市政の実現を目指した編成になっている。
各区が地域課題やニーズにきめ細かく対応するために行う自主企画事業の栄区のテーマは「みんなが主役の元気なまち・栄区」〜誰もが暮らしやすく、活力あるまちを目指して〜。「栄区まちづくり行動計画」と「第2期栄区地域福祉保健計画」に沿いながら、24年度のWHO(世界保健機関)の認証を目指している「セーフコミュニティ」活動にも重点を置き、「区民活動の連携」「若者の呼び戻し」「豊かな自然環境の継承」「共感と信頼のある区役所づくり」の4つを柱に33の事業に取り組む。
「区民活動の連携」では、セーフコミュニティ活動を実践するほか、医療機関と区民をつなぐ連絡会を発足するなど、活発な区民活動の連帯を生かしながら地域医療体制の充実などを図る。
「若者の呼び戻し」では、3月下旬に桂町に開所予定の「次世代交流ステーション」を拠点とし、文化芸術活動を通して明日を担う青少年を育てる事業などを行う。同拠点の交流促進には、市こども青年局との連携事業として、2800万円の予算も組まれている。
「豊かな自然環境の継承」は今年度同様、栄区の財産である「水とみどり」を次世代につなぐことを目指し、「共感と信頼のある区役所づくり」では、窓口サービスの一層の向上に職員一人ひとりが努める。
予算案は現在開会中の市会で審議後、正式決定する。
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