遊友ウオーク 歩みの証に河津桜を寄贈 いたち川河川敷に植樹も
13年にわたり上郷西地区で活動しているウォーキンググループ「遊友ウオーク」(藤岡正敏代表)が、これまでの歩みの証として栄区に河津桜1本を寄贈した。11月21日には、尾月橋付近のいたち川沿いに間もなく開設予定の広場「石原の水辺(仮称)」にメンバーらが集まり、植樹を行った。
今回の植樹は同グループ発足10周年の記念として一昨年の春に栄土木事務所に提案したもの。河津桜に最適な植樹時期と広場の完成に合わせる形で2年半の時を経て実現に漕ぎつけた。
当日は運営スタッフや参加者、栄区から転居したOBも県外から駆け付け、一人ひとりが丁寧に鍬入れして植樹。スタッフが陶器で作った活動13年の記念プレートも設置した。
参加延べ人数は1万人
「遊友ウオーク」は栄区が推進していた町ぐるみ健康づくり支援事業の一環として2001年、上郷西地区で発足。現在は17人の運営スタッフが行先やコースを選定し、毎月第2金曜と第4火曜の2回、栄区内のほか、県内や都内の名所を歩いている。「当初は短時間、栄区内や近隣を歩くのみだったが、自然に弁当を持参する人が増え、電車に乗って1日がかりで出かける行先も増えた」と運営スタッフは話す。
歩行距離は毎回5Km前後。行先は町内の回覧や公共施設の案内などで知らせるが、その日の体調などを考え、誰でも無理せず参加できるようにと事前申し込みは不要。そのため、当日まで参加人数は分からない。毎回平均して35人前後が集まるが、多い時は80人近くになったことも。これまでの参加延べ人数は1万人にのぼるという。
今回植樹した河津桜は、順調に育てば来年3月には花を着ける見込み。藤岡代表は「5年、10年と桜の成長を楽しみながら我々も元気でいたい」と話した。
来年3月25日(火)にはすでに、いたち川流域を歩く企画を組んでおり、河津桜の前も通る予定にしている。
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